マウイ・ミリオンズ

マウイ・ミリオンズ

その駒に宝物庫から持ち出した槍を渡し、まるで古くからその国に隠されていたかのように、望む者の手元に転がり込むような筋書きを強いる

(…………こんなところか)足跡を消し、後は立ち去るだけだ

目眩しの品物は出来るだけ早く手放した方がいい

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こうして、目当てのものを隠す為に手に取ったものは、その日の内に手放すようにしていた

策を弄したつもりで足がつきでもしたら、それこそ無様なことこの上ない

手に入れた本を、そのような道具を保管する為の屋敷の一つに持ち込み、ついでに先程考えた薬が実現可能かどうかをその屋敷に揃えてあった魔術書を片手に試してみる

黒水晶の細長い瓶の中で細やかな光が弾け、液体が鮮やかな孔雀色になるのを見て唇の端を持ち上げた

「……………いけそうだな」呟いて一服しようかと考えかけたところで、ふっと意識が出かける前に見たネアの姿に引き戻された

魔術の錬成に使った手袋を外して捨てながら、ネアに持たせているものと対になったカードを開き、そこに事件などの報告が入ってないか確認する

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(…………使い魔だといいながら、あいつはそれ本来の目的で使い魔を使うことはないな)武器として、そして盾として

その相応しい使い道など知らないかのように、ネアはせいぜい料理を強請るくらいだ

料理と、………あの白い雪豹姿の獣を撫でたいと言うくらいで、最近依頼されたそれ以外の要請と言えば、飼っている狐の予防接種で呼び出されたくらいのものか

(………いや、シルハーンの誕生日のシュプリ作りのこともあったか………)そう考えかけて、彼女が食事と毛皮以外で切り出す要件のほとんどが、他の誰かの為の要望であることに気付く

それを考えると、なぜだか不愉快な気分になった